土地家屋調査士 三枝剛一郎 事務所




■ 土地について

皆様は、ご自身の土地について、現状を把握されていますか? 実のところ、登記所に登記されている内容は、現状と合致していない場合が多々あります。

地籍調査事業や、宅地造成・区画整理等によって最近境界標が設置され、 現状の土地に合致した登記がなされている土地は良いのですが、それ以外の土地については、 明治初期に作製した旧土地台帳などの記載事項から求められたものが多く、そういった土地では お隣り同士の所有権関係は登記によって確認できますが、その所有権の境(境界線)については、 不明確で曖昧になっている所が多々あります。

登記所にある地図についても、不動産登記法第17条の地図が備えられている地域は 現状の土地の形と合致していますが、その他の場所については、古くは 旧土地台帳の附属地図を地図に準ずる図面として使用しています。

大絵図
明治の頃に作られた大絵図

土地の登記簿や公図の内容を過信する方も見られますが、幾つかの土地の登記簿の内容は 明治の時代に作成された物を元に作られていますので、現状とは違いがある場合があります。

技術の発達や経済が発展している現在に、明治の時代に測られた面積などが登記され ているのは、かなり遅れていると言わざるえません。

普段はあまり気にならないかもしえませんが、一度ご自身の土地について 考えてみてはいかかでしょうか。

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